R.I.P. Fergie Frederiksen

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TOTO - Isolation(1984年)

 元TOTOのボーカリストファーギー・フレデリクセンが亡くなったと聞いて驚いた。何せ、ファーギーが参加した本作は、自分が生まれて初めて買った洋楽レコードなのだ。

自分の洋楽デビューは遅く、高校の1~2年生。ASIAの大ヒットシングル"Don't Cry"やVan Halenの"Jump"が毎日ラジオでヘヴィーローテーションしていた時期。この頃からFMレコパル、FMファンなどの隔週で出る雑誌を購入しFM番組をこまめにチェキしカセットテープに録音(エアチェックー>死後)していた。

確か1日3,000円という明らかにぼったくりな学校の入試の補佐バイト(試験官)で得た札束(3枚)を握りしめレコ屋へ直行しこのIsolationを買った。

そもそも、当時TOTOって名前を聞いた時、トイレメーカーかよ!ぐらいにしか思わなかったのだが、TOTOは人から勧められた訳じゃなく、自分の知る限り、回りでは誰もアルバムを持っていなく、単純にシングルカットされたデビッド・ペイチの歌う"Stranger In Town"を気にいったのだが、自分が発掘したゾ的な勘違い要素も持合わせていた(この頃から人が持っていない音源を欲しがっていた)。

TOTOのボーカリストと言えば、それまで居座っていたボビー・キンボールなんだろうけど、ファーギーはボビーとは趣が異なるハードロック畑出身かと思わせる高音で伸びのあるスタイル。それに合わせてなのか、バック陣の演奏もかなりハード。

スリリングかつスピーディーな"Cermen"、間奏のキーボード&ギターソロがカッコイイ"Angel Don't Cry"、B面トップのアジアンテイストなオープニングが印象的な"Endless"、そして歌メロ、楽曲共に自分がアルバム中最も好きな"Isolation"と大々的にキーボードがフューチャーされた"Mr. Friendly"。

TOTOのアルバムを全て持っている訳じゃないが、商業的には成功しなかったものの本作でのファーギーのエネルギッシュな歌唱は今でも印象に残っている。


07.- Isolation - Toto (Isolation - 1984) - YouTube


Toto - Mr. Friendly - YouTube