TRUE THRASH FEST 2014 Day1

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 ROSE ROSEはキャンセル、ButcherABCはDay2に振替えとなった。自分は、この2バンドが出るのでDay1を選んだ為、会場に着くや否や大変にショックだった。

 

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NUCLEAR WARFARE(THAI)

ROSEとButcherの代わりにDay2のみ出演のバンドが急遽Day1へも出演。メタルパンク系アジアンスラッシュトリオ。音もステージングも白人バンドのような堂々とした風格は無いものの下町の細い路地を所狭し駆け巡るようなサウンド。Sodomの”Outbreak of Evil”のカバーをやっていて盛り上がった。

 

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DEAFLOCK(NAGOYA)

このバンドは初めて聞く名前だ。が、どうみてもvoは元Ritual Carnage、Kings-Evilのヤマダ氏。だからなのか音が2000年頃によく居たデスラッシュ系。そっち系は自分は苦手なので少し退屈だった。

 

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RIVERGE(OSAKA)

TTF歴代皆勤賞のクロスオーバースラッシュ。ここまでの3バンドの中で一番良かった。このTTFというフェスに合うのはこういったストレートなスラッシュなんじゃないかと。フロアのモッシュサークルはこのバンドの時がいつも大きくサークル内の回転速度も速かった。オーディエンスが湧いてたなぁ。

 

JURASSIC JADE(TOKYO)

「カラン、コロン、カラン、コロン、、、」と昨年と同じオープニング。どうも和の部分を大々的に盛り込んだコンセプトって苦手なんだよなぁ。バックの音も露骨にバキンバキンだし。 HIZUME嬢がステージに出て来て1分程観てから自分は外へ出てしばし休憩。

 

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EVIL INVADERS(BEL)

どこの国のバンドなのかも何の予備知識も無く、トップのタイバンドのようなメタルパンクだと勝手に思っていた。予想は大外れで、ヨーロピアンテイストなピュアスラッシュだなぁと思っていたら、やはりベルギー産だと言う事を今コレを書いている時に分かった。しかし、バンド名はEvilって付いているが全然イービルじゃない。Voがカイハンセンみたいなハイトーンでちょっと声が出ていない感じだったが元々そんなタイプなのかね。昨年のViolatorに負けず劣らずのステージ上をメンバーが動き回り、ソレに比例して体当たりするような音の熱さを感じた。

Exciterの"Violence and Force"のカバーをやった。昨年本家で観て2年連続この曲が聴けて幸せだった。このバンドってまだEP1枚しか出していないのか。

 

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 AT WAR(US)

1stしか持っていないしあまり期待しないで挑んだら意外とカッコよかった。Venom直系な音のブルドーザスラッシュ。前半4曲で既に"Ordered to Kill"と"The Hammer (Motörhead cover)"をやってしまったのでこの後さあどうするかなと思ったが、籠り気味なギターの音にちゃんと耳を傾けるとカッコイイリフを弾いていて、知らない曲でも楽しめた(今度残りの音源も買ってみよう)。しかし"The Hammer"で頭を振らない客って何の為にこの会場に来ているのか?メタルちゃんと聴いてる?後半、"Ilsa (She Wolf of the S.S.)"なんかもやったり。ステージ終了後、ドラマーが投げたスティックが自分の足元に転がり落ちたのでゲットした。Witchburnerのギターピックに続きTTF戦利品回収率5割。

 

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POSSESSED(US)

垂れ幕に大きく描かれたバンドロゴと下に描かれた悪魔のナンバー666、リードギター氏のケリーキングを思い起こさせる赤いボディーのギターと、所々でサタニックさを感じ取れる。オリジナルメンバーはJeff Becerraのみ(車椅子で登場)。バック陣はSadistic Intent、Coffin Textsなどのオールドスクールデスバンド出身。あのSadistic Intentのメンバーが居るというだけでも震える。

オープニングのBeyond the Gatesアルバムからのイントロが流れた瞬間、ライブで久し振りにドキドキした。1曲目は案の定"The Heretic"。2nd中心なのかと思いきや中盤から1st中心というかほとんどやったのではという思い。その映画の曲"The Exorcist"が流れた瞬間会場は吠えまくり、演奏開始で大荒れ。”Burning in Hell”、"Fallen Angel"でもこれでもかというぐらい頭を振った。

兎に角、バック陣の演奏が上手い。その演奏に圧倒されてか、ステージダイブ者も最初の曲の頃と最後の曲の時しか飛ばず。ステージに上がることすら躊躇していた様子。ライブ、ギグというよりしばしの間コンサートという感じ。特にドラム氏が圧巻のドラミング。1stの曲を上手い人が叩くとさらにカッコイイ曲になっていた。1stのオリジナルズッコケドラミングを再現するのは至難の技だと思うが、これが匠の手により見事に生まれ変わっていた。ほとんどデスメタルな音な訳ですよ。

自分の中では、先月観たDestructionの以上のステージ。

ROCKSTAKK MIKI氏が最後に言っていたがDay1のセットリストは1st再現だそうで。

 

オフィシャルTサツは高かったので結局何も買わず。

At Warドラム氏からの戦利品とDEAFLOCKのつづりにミスのあるチケット。

しかし、ROSE ROSEとあの大きなステージでのBucherは観たかった。

来年はどんなバンドを呼んでくれるのだろうか?

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