伊藤さん、オーラル・セックスが入荷しました
Oral – Sex(1985年)
当然のブートCD。オリジナルのアナログ盤は4~5千出せば手に入る。ジャケットには3人しか写っていないが、裏のクレジットには、Bev(Vocals)、Monica(Guitars)、Dee(Drums)、Candy(Bass)とあるので4人組。Candy(Bass)と記載された右横に「Now eparted = What is a shame」(今出発した=どんな恥)と記述があるのでおそらく本作リリース直前に辞めたのだろうか。
ジャケの写真と各パートが結びつかず、左のおばちゃんが何をやっているのか一番気になる。どう考えてもVoやGuitarsじゃない。
セーソクは"色モノ"メタルだと言いきっていたが、結論から言うとラストの"I Need Discipline"以外はかなり良い出来なのだが、曲のスタイルが各々異なるのが残念。
#1"Head" アルバム中最も過激なスピードメタルチューンでGirlschoolやベルギーのACIDを思わせる。この路線でイっていたらNeatあたりに拾って貰えたのではないかと。
#2"Love Pole" キャッチーながらGuitar(#1も同じく)が弾きまくりで、ヘヴンアンドヘル以降のトミーアイオミ風なソロというか音色といいフレーズといいソレっぽい。思わずサビを熱唱してみたくなる。
#3"Gas Masks, Vicars And Priests" 更にキャッチー度が上がったモトリー、ハノイ風チューン。
#4"Black Leather" ピストルズのカバー。
#5”Pearl Necklace” ロックアンセム的なチューンでAC/DC風な感じ。これも良い。
#6"I Need Discipline" 上記以外のVoとは明らかに違うメンバーが歌っていて、女の子らしいメロウなシンディーローパのトゥルーカラーズのようで、流石にこれはどーでもいい。
と、ここまで書いておきながら思うに、、、おそらくジャケのメンバーとレコーディングメンバーは実際には異なりスタジオミュージシャンを雇ったのではないかと。"ゴーストライター"ならぬ“ゴースト・ミュージシャン"ってやつ?ジャケメンバーとタイトな演奏があまりにフィットしなさ過ぎてどうも胡散臭い。特にギターがセンス良過ぎて上手過ぎる。
Oral - Head (Better Quality) - YouTube
Oral - Love Pole (Better Quality) - YouTube