呪いを取り除く
Ramesses - Take the Curse(2010)
初期Electric WizardのメンバーであるTim Bagshaw、Mark Greeningの二人がRamessesを結成して以降、EWは黄金期と比べて激重ドゥームサウンドが失速したように感じたけど、やはりこの二人の貢献度は大きかったのかなぁ。。。
Jus Obornがエフェクト処理して泣きそうな声で作り上げるオカルト・ウィッチ・ドゥームとはちと趣向が違う感じ。
危険な香りで満されたスモークの中で、邪悪で殺傷性のある反復リフがジワジワと忍び寄るサウンドで、何か殺気を感じるというか、黒ミサってこんな雰囲気なのだろーかって勝手に想像してしまう。
個人的にイチ押しの大阪の不幸-FUCHOというドゥームメタルバンドも、このRamessesをお手本にしているんじゃないかな。
リリース元のRitual Productionsは、3バンド程度しか扱っていない超弱小レーベルなのか非常に流通が悪い。
結局の所「Chrome Pineal」EP(2011年)がラスト作。その後、Tim Bagshawは Unearthly Trance、WinterのメンバーらとSerpentine Pathを結成。
Ramesses - Baptism of the Walking Dead - YouTube